会社が倒産に至る最大のきっかけは、金融機関による融資の引き揚げです。
それまで融資を受けていた銀行が手を引いてしまって、融資をストップし始めた
り、融資した債権(債務整理)を回収することが原因になっている場合もあります。
一部上場企業でさえも、再建策( 債務整理)について、主力銀行と経営陣の意見
が合わず、結局、銀行が手を引いてしまったことが、倒産( 債務整理)の引き金と
なっています。
金融機関の動向は、2つの方向から知ることができます。
ひとつは、自分の取引銀行を通じて情報をキャッチすることです。
もうひとつは、自分の耳をそばだたせ、他の取引先や関係筋から情報を仕入れ
てくることです。
金融機関は、比較的正確に、融資先の資金繰りを把握しているものですし、数か
月先までの資金繰りを読んでいるはずです。
日常取引をしていてわかる危険な兆候は、商品の購入量が著しく増大した場合
です。
こんな話もあります。
あるプラスチック成型加工業者に、原材料を納入してレた商社の担当者が、
それまではなかなか売上が仲びなかったのに、その加工業者から一度に大
量の注文が人ったので大喜びしていました。
しかし、2か月後には売掛債権が2倍になっていたにもかかわらず、加工業者
は倒産してしまぃました。取引額が急に増えた理由は、同じく原材料を納人し
ていた他社が、危険をいち早く察知して納入をストップしたためで、不足分だけ
注文がよけいに舞い込んだというものでした。
